冬が本格化してくると、気になるのがお肌の乾燥や肌荒れ。寒くなると「なんだか肌がカサカサする…」と感じる人、多いんじゃないでしょうか?
実は、お肌の悩みって季節ごとに違うんです。春は砂埃や花粉でかゆみが出たり、夏は皮脂のせいで毛穴が詰まったり、秋から冬にかけては寒暖差や乾燥が大きな敵。つまり、一年中なにかしらのお肌トラブルと戦ってるわけですね。
そんなとき、ほとんどの人がスキンケアを頑張ると思うんですが、外側からのケアだけでは実は不十分なんです。どんなに高級なクリームを塗っても、体の内側からのケアが整っていないと、お肌の回復が遅くなってしまうんですよ。
ターンオーバーの仕組み、知ってる?

お肌は「ターンオーバー」と呼ばれるサイクルで、約28日周期で新しい肌に生まれ変わる仕組みになっています。でも、残念ながらこのターンオーバーのピークは20代前半まで。歳を重ねるごとにその周期が40日、45日とだんだん遅くなっていくんです。
さらに、洗顔やピーリングを頑張りすぎると、皮膚がどんどん薄くなってターンオーバーが早まりすぎてしまうことも。そうなると、お肌のバリア機能が低下して、結果的に乾燥や肌荒れが悪化する原因になってしまうんです。ターンオーバーは早くても遅くてもダメ、ちょうどいいバランスが大切なんですね。
お肌のために、食生活を見直そう!

ターンオーバーをスムーズに行うには、栄養バランスがめちゃくちゃ重要です。どれだけ外側からケアを頑張っても、体の中に必要な栄養素が足りてなければ、肌の調子は上がっていきません。
では、肌の健康を保つために、どんな栄養素が必要なのか、見ていきましょう。
① たんぱく質(プロテイン)
筋肉だけじゃなく、肌を作るコラーゲンの元になる大切な栄養素。これが不足すると、お肌にハリがなくなったり、カサカサしやすくなります。
〈主な食品〉
• 肉(鶏肉・牛肉・豚肉)
• 魚(鮭、マグロなど)
• 卵、大豆製品(豆腐、納豆)、乳製品(ヨーグルト、チーズ)
② ビタミンB群

エネルギー代謝を助け、皮膚や粘膜の健康を維持してくれる働きがあります。肌荒れしやすい人は、意識的に摂取したい栄養素ですね。
〈主な食品〉
• 豚肉、牛肉
• 青魚(サバ、イワシなど)
• 玄米、卵、乳製品
③ ビタミンC
お肌のコラーゲン生成をサポートし、シミやくすみを防ぐ大切なビタミン。ストレスや紫外線ダメージからお肌を守るためにも、毎日しっかり摂りましょう。
〈主な食品〉
• 緑黄色野菜(ピーマン、ブロッコリー)
• 果物(みかん、いちご、キウイ)

④ 食物繊維
腸内環境を整えることで、老廃物の排出を助け、肌荒れを防ぐ効果があります。腸が整うと、自然とお肌の調子も上がってくるんです。
〈主な食品〉
• 野菜(ごぼう、キャベツ)
• きのこ類(しいたけ、えのき)
• 海藻類(わかめ、ひじき)、こんにゃく
これらの栄養素を意識して摂ることで、内側から健康的なお肌を育てることができます。
栄養を摂っても、台無しになるNG習慣!
ただし、せっかく良い栄養を摂っても、お菓子や脂っこい食事をとりすぎると意味がなくなってしまうんです。特に、甘いものやジャンクフードを食べすぎると、肌の調子が一気に悪化します。
また、ビタミンB群やCは体内に長く留まらず、すぐに消費されてしまうため、毎日こまめに摂ることが大切。ついコンビニで手軽なものを選びがちですが、栄養バランスのとれた食事を意識するようにしましょう。
美肌を目指すためにできること

健康的なお肌をキープするには、以下のポイントを押さえておきましょう。
1. スキンケアを見直す(保湿重視&やさしい洗顔)
2. 日々の紫外線対策を徹底(冬でも日焼け止めは必須)
3. ストレスをためない生活(睡眠をしっかりとる)
4. 栄養バランスを意識した食事(ビタミン、たんぱく質をしっかり摂る)
5. 規則正しい生活習慣(夜更かしを控えて、腸内環境を整える)
こうした日々の積み重ねが、季節の変わり目に負けない美肌をつくるカギです。
いかがでしたか?
「最近、肌の調子が悪いな…」と感じたら、スキンケアだけでなく、食生活や生活習慣にも目を向けてみてくださいね。外側と内側の両方からケアをして、季節に左右されない健康的なお肌を手に入れましょう!